エコキュートの耐用年数と買い換えサイン
エコキュートは2001年から販売開始され、2009年で全国200万台を突破、2011年8月に300万台、2016年3月に500万台、2020年6月末で国内累計出荷台数が700万台を突破しています。
2021年10月現在、初期の頃に購入した人たちがおよそ100万台以上の買い換えを済ませたぐらいの時期に突入しています。耐用年数の目安や買い換えのタイミングはどのようになっているのでしょうか?
エコキュートの耐用年数は最長で15年
エコキュートはエアコンの室外機に似たヒートポンプユニットと、お湯を貯めるタンクの貯湯ユニットの2つに分かれており、それぞれでの寿命・耐用年数が異なります。ヒートポンプユニットの方が耐用年数は短めです。ヒートポンプユニットの寿命が5年から15年、貯湯ユニットの寿命が10年から15年となっています。
ですから「エコキュートの耐用年数は最長で15年」となります。これはお湯を使う頻度や量、使用環境やメンテナンスによって異なってきますので、大切に使い続けたうえでの寿命です。使い方によっては5年程度でも買い換えが必要になりますから、後述するエコキュートの寿命を延ばすための注意点をよく確認してください。
エコキュートが、従来の電気給湯器やガス給湯器よりもトータルでお得なのかどうかは、耐用年数10年を目安にして減価償却の計算をしてみるのがいいでしょう。ちなみに保証については、ヒートポンプユニットが3年、貯湯タンクユニットが5年ほどで、メーカーによって少し異なりますが、28,000円超で10年の延長保証を付けることが可能です。また、10年以上使い続けると、メーカーの部品製造が終了しているために修理ではなく買い換えとなるケースもあります。総じてエコキュートの寿命・耐用年数の目安は「およそ10年」ということです。
エコキュートの買い換えサイン
10年以上利用しているのであれば、経年劣化で故障が出てくるかもしれません。経年劣化だと一箇所修理しても、他の箇所で不具合が起こりますので、買い換えの方が安くなります。特にヒートポンプユニットの修理は電子回路系が関係してきますので、修理費として15万円前後かかってきます。エコキュートを10年以上使っていて、以下の項目のような異常を感じた場合、修理ではなくエコキュート買い換えのサインです。
リモコンに頻繁にエラーコードが表示される
お湯の出が悪くなる、または急に水になる
※ただし1箇所の蛇口だけ不具合がある場合は、水栓に問題がある可能性が高いです。すべての蛇口でお湯の出がおかしいのであれば、エコキュート自体の不具合だと考えられます。
水漏れが起こっている
※ただし外気との温度差で結露が発生し、水滴が落ちている可能性があり、この場合は不具合ではありません。
お湯張りの機能がおかしい
※水位の設定がおかしくなっていることも考えられますので、確認が必要です。
ヒートポンプユニットから異音がする
※ヒートポンプユニットはもともと低周波の音がする構造ですし、冬だとさらに音が大きくなりますので、異常な音がしない限りは問題ありません。
エコキュートの寿命を延ばすための注意点
なぜエコキュートの耐用年数にこんなにも大きな差があるのだろうかと、疑問を感じるかもしれません。確かに耐用年数が5年と15年では、コスト面で3倍もの開きがあるということになりますから、気になるのも当然です。ここからは、どのような点に注意すればエコキュートの寿命を延ばすことができるのかについてご紹介していきます。
エコキュートの故障原因を予防すること
エコキュートの寿命を延ばすためには、故障の原因を予防することが重要です。故障する要因であることを知らずに使っていて、そのためにかなり早い段階で買い換えが必要になるケースがあります。まずはエコキュートにとってのNG行為をしっかり把握しましょう。
ヒートポンプユニットの周囲に物を置かない
ヒートポンプユニットの背面や側面には吸込口があり、正面には吹出口があります。ヒートポンプユニットは大気の熱を集めて、そこから熱を移動させるだけなく、不必要となった大気を排出しますので、その通風を妨害する物が近くにあると、性能が低下するだけでなく故障の原因にもなります。ですからヒートポンプユニットの周囲に物を置かないように注意することで、エコキュートの寿命を延ばすことができるのです。
使用不可の入浴剤は使わない
エコキュートの中でもフルオートのタイプや自動保温機能がついている製品は、バズタブのお湯が循環するので、硫黄や酸系の入浴剤は腐食性があるため使用不可になっています。どの入浴剤がNGなのかはメーカーによって異なりますので、事前に確認してから入浴剤を使用するようにしてください。固形物や、トロミ成分のある入浴剤は禁止されていることが多く、フィルターが詰まる原因になるので注意が必要です。
一般仕様のエコキュートを寒冷地や塩害地で使わない
一般仕様のエコキュートは外気がマイナス10℃まで使用可能ですが、それ以上寒くなる地域では故障の原因になりますので、寒冷地仕様の製品を購入するようにしてください。同じく塩害地でも一般仕様だと故障するリスクが高まりますから、塩害地仕様の製品を購入します。また井戸水、地下水、温泉水など水質が異なる場合も故障の原因になる場合がありますから、製品に適した環境なのかは事前に確認しておく必要があります。
エコキュートは定期的なメンテナンスが大切
定期的なメンテナンスを行うことによって、エコキュートの寿命を延ばすことができます。完全に放置しっぱなしだと、目安の10年を経過せずに買い換える可能性が高まりますので手間を惜しまないようにしてください。
貯湯ユニットのタンク内の水の排水
貯湯タンクは錆びにくい耐蝕性のステンレスで作られていますが、下部には水に含まれている塩素やミネラルが少しずつ貯まっていくことになりますので、年間2回から3回の水抜きは必要です。
浴槽フィルターの清掃
水垢などによって目詰まりを起こしやすいので、最低でも月に一度はフィルター清掃をするようにしてください。お風呂とエコキュートを繋いでいる配管については、自動洗浄機能が付いていたとしても半年に一度は配管用の洗剤を使って、配管の洗浄を行うべきです。
逃し弁や漏電遮断機の点検
それぞれ正常に作動しているのかの点検方法がありますので、製品の取り扱い説明書をよく確認して点検してください。特に逃し弁は、焚き上げの際に膨張水を排出する役目がありますから不具合がある場合はすぐに業者に相談するようにしましょう。
エコキュートの寿命・耐用年数、買い替えタイミングのまとめ
エコキュートは長くても15年が近づいてきたら、経年劣化のため買い換える必要があるでしょう。注意事項を守り、適時メンテナンスを行っていけば、エコキュートは10年以上使い続けることができますし、そうすればイニシャルコストにかかった分を、ランニングコストで充分にペイすることができます。エコキュートの費用対効果(コスパ)をより高くし、よりオトクにすることができますので、買ったらそれで終わり、無視・放置ではなく、その後のエコキュートのことも考えながら快適な給湯生活を送ってみてはいかがでしょう。
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