三菱エコキュートの最高級タイプの「Pシリーズ」は、2020年の省エネ大賞を受賞しました。トップクラスのパフォーマンスを発揮できるからこそ、三菱エコキュートは高い評価を受けているのです。

エコキュートの性能の高さを示す数値のひとつが「JIS」です。年間給湯保温効率で、従来の製品であれば3.0以上が目安でしたが、「SRT-P375UB」、「SRT-P375B」といったPシリーズは従来より5.0％改善され、JIS「4.2」を実現化しました（ホットりたーんを作動させて測定した数値）。目安はJISが0.1高くなると年間に節約できる金額が1,000円増えます。同じエコキュートでもJISが3.5と4.2では年間のランニングコストが7,000円も違ってくるのです。10年間使い続けると実に7万円のランニングコストの差になりますから、注目すべき項目です。

JIS4.2のエコキュートを実現させた背景のひとつは「サーモジャケットタンク」と呼ばれる貯湯タンクです。真空断熱材（VIP）と発泡ポリスチレン（EPS）の他に業界初となる特殊成型断熱ウレタンを採用し、貯湯タンクの放熱ロスを改善しています。その他にも「わき上げ制御の改善」やシリンダー幅を17％薄型化し、「圧縮機の運転効率の改善」に成功しています。

またPシリーズに搭載されている「ホットりたーん」は、浴槽の残り湯の熱を回収し、翌日の給湯に活かすことができる機能です。このホットりたーんの効果により、JISがさらに高まっています。消費電力を最も節約できる製品が三菱エコキュートのPシリーズになります。ちなみPシリーズの貯湯タンクのサイズは、370L、460L、550Lの三種類が用意されていますし、寒冷地仕様も販売されています。

エコキュートは貯湯タンクに給水する際に減圧する必要がありますので、シャワーの水圧が低下してしまうという弱点が問題視されていました。水圧が低いことで洗った感触が弱いだけでなく、3階建ての住宅であれば3階までお湯を引き上げることができず、浴室の設置場所が制限されていたのです。しかし、三菱エコキュートの「ハイパワー給湯」（P・Sシリーズに搭載）であればこの水圧の問題を解決することができます。

標準タイプの高圧力型の水圧は180kpaで、1階で使用すると12L/分の給湯量ですが、このハイパワー給湯だと水圧は290kpa（水源水圧が300kpa必要）で、1階の給湯量は16L/分。さらに3階に浴室を設置したとしても、13L/分の給湯量でお湯を使えますので問題ありません。三菱エコキュートのハイパワー給湯であれば、エコキュートの水圧の弱さをまったく気にする必要がないということです。

またこの給湯量を利用すると、湯はりも時短することが可能です。それが「お急ぎ湯はり」という機能で、P・Sシリーズに搭載されています。湯はりの時間を25％短くすることができ、高圧力型であれば通常だと16.6分かかるところを12.4分、ハイパワー給湯であれば15.2分かかるところを11.0分で湯はりを完了することができるのです。次の日の朝が早いので、急いでお湯に浸かって眠りたいというときなどにとても便利な機能です。ちなみに「MyMU」というアプリを利用すれば、スマホの操作で外出先からでも湯はりを始めたり、沸き上げを停止することができるようになっています（P・S・EX・Aシリーズ）。

三菱エコキュートの特徴はJISの高さやハイパワー給湯だけではありません。いかにユーザーが快適な環境でおふろを使えるのかという点もこだわりぬいています。

P・Sシリーズに搭載されている最新機能が「キラリユキープ」です。これは業界初となる「深紫外線」を利用した浄化機能で、湯はりした後に自動で循環運転が行われ、その配管を通るお湯に深紫外線を照射します。これによりお湯の中の菌のDNAにまで作用し、15時間経過した後の浴槽内を比較すると（設定は180L・40℃・4人使用後）、菌量は通常3,400,000CFU/mLのところキラリユキープの効果で34,000 CFU/mLまで軽減するのです。圧倒的な菌量の差です。これが水や空気を浄化する次世代の光源として注目されている深紫外線の効果です。

汗臭（酢酸）は92％も抑制、足裏臭（イソ酪酸）は86％も抑制してくれるので、臭いについても清潔感いっぱいでおふろを使い続けることができます。臭いだけではなく、にごりも改善してくれますので、配管のヌメリ発生までの期間をなんと2倍以上にすることも可能ですから、お手入れもとても助かります。このようにキラリユキープは入浴中から入浴後まで清潔感を維持してくれる画期的な機能です。

三菱エコキュートはマイクロバブルを有効活用しています。ひとつはPシリーズに搭載されている「ホットあわー」という機能です。通常の泡の1/1000サイズのマイクロバブルを発生させることができ、身体全体を細かい泡で包み込みますので、湯冷めしにくく、肌水分量もアップさせることができるのです。特に肌水分量は4日目、5日目に大きな差がつき、通常の1.6倍の肌水分量を維持することが公式サイトで公開されています。三菱エコキュートは、美容やアンチエイジング効果にも大きな影響を及ぼすことができるエコキュートなのです。

マイクロバブルはメンテナンスにも力強い味方になってくれます。P・Sシリーズに搭載されている「バブルおそうじ」という機能は、浴槽の栓を抜くだけで配管を自動洗浄してくれます。通常の1/100のサイズのマイクロバブルの泡が配管内に付着した汚れに吸着し、洗浄するのです。キラリユキープとホットあわーを組み合わせると、通常のエコキュートよりもはるかに快適で清潔な暮らしを送ることができるということです。三菱エコキュートが業界トップシェアを誇っている理由がよくわかります。それだけ魅力的な製品を開発し、販売しているということです。

抜群の省エネ、強い水圧、快適で清潔というかなりいろいろなメリットを持っている三菱エコキュート。シリーズはPやSの他にもEX、Aとありますが、搭載している機能を考えると、やはり三菱エコキュートを選ぶならPシリーズを購入したいところです。なお、2人用のコンパクトサイズや薄型になるとS・Aシリーズに限定されます。ちなみに三菱電機の発表しているエコキュートのランニングコストは、東京在住4人家族で年間29,756円。これが都市ガスだと70,661円、LPガスだと137,272円というように大幅なランニングコストの削減が可能です（三菱電機公式サイトでシミュレーションできるようになっています）。今までとは別世界のおふろ環境を三菱エコキュートのPシリーズでぜひ味わってみてください。

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